世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

Sapporo RubyKaigi 2012 に行って来た

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Ruby よくわかんないけど、とりあえずどんなもんかなって雰囲気だけでもと行ってみました。
詳しいことはレポート:Sapporo RubyKaigi 2012 スペシャルレポート|gihyo.jp … 技術評論社のほうに詳細に記載されているので、そちらを見たほうが良いと思います。
以降は、私個人の感想を書きます。

1日目

井原正博さんの「クックパッドのつくりかた」が一番グッと来ました。
「やりたいこと」と「得意なこと」と「やるべきこと」の3つを満たすことをする。それを実践すれば会社の評価も必然とあがる。でもそれを見つけるのは用意ではない。
この話は技術者ではなく起業家向けというか誰にでも話せる内容だなぁと思いました。

2日目

やはりMatzことまつもとゆきひろさんの key note ですね。
最近 Perl があるのになんで Ruby を作ったのか?と質問され、Ruby車輪の再発明で、人的リソースを無駄にしていると言われたそうです。
「どう思いますか?(Rubyカンファレンスで聞くのは卑怯なんですけど)」
マンパワーじゃなくてモチベーションが重要で、私たちは機械じゃない。車輪の再発明かもしれないけど、多様性は悪ではないと思っている。Ruby が何故成功したかは正直わからない。(インタビューの時はわからないと言うと嫌な顔されるので、コミュニティがーとかオープンソースがーとか言うようにしている)
一生懸命プレイしている野球少年に「でも、君はプロになれない。」といったらどう思うか?それは人的リソースの無駄使いなのか?
多様性によって無駄な重複はあるかもしれないけど、いずれ自然淘汰され必要なものだけが残っていく。

Ruby はWebは大体制覇した
CookpadRuby で作られているんだよっていっても、奥さんが信じてくれない(笑)

Ruby は自分の思考に合致する。
自分と同じような人が多いから広まっているんじゃないか。

We Code, Therefore We Are「我らコードを書く,故に我らあり」


僕が思うに、Ruby は多様性によって生まれ、そして(必要だから)残ったのかなぁと思いました。


Aaron Pattersonさんの話もよかったです。最初はサラミを作るという話だったんですが、サラミの温度や湿度管理をデータ化してRubyで統計を取得して表示するという最後は We Code というテーマに結びつけるという見事な内容でした。

2日目懇親会

懇親会会場が2つに別れていて、スピーカーの人たちとはあまりお話出来なかったんですが、Matz がフラフラと歩いていて、「サインください」って言ったらしてもらえたw うちわにしてもらったんで、ちょっと見づらいですね。


id:shuji_w6e さんと出会えたこともよかった。TDDBC 札幌を主催しているかたで、いろいろ悩みとか共有したりできてよかった。JUnit本を現在執筆中ということで、期待しています!(Java よくわかんないけど)

3日目

宿がなくて前日が漫画喫茶で宿泊ということで疲れがピークであまりセッションを聞いてなく。。。モクモクとコード書きをしていました。自動販売機ネタを ASP.NET MVC4 で Web アプリ化するとどうなるかとか。その後飛行機の時間もあったので、15時ぐらいに会場を後にしました。

全体的な感想

最初はボッチでRubyもよくわかんないのに行ったので、親戚のおじさんのお葬式に突然一人で現れた子供みたいな感じ(どんなんだ)で、しかも Windows 8 に Visual Studio 立ち上げて c# とかしていたので、Rubyist たちに撲殺されるんじゃないかとヒヤヒヤしていました。
そしたら、ばったり@nemorineさんと会って心強くなり、TEF道の方々も紹介していただいて本当に良い出会いができました。

こういうイベントはただセッションを聞くだけだったら、インターネット経由で見れるので参加する必要は無いと思います。しかし、人と人との出会いが生まれるのはその場所なのだなと思います。セッションには無い部分を求めて行くべきなのかなと思いました。

次回行く時は Ruby になんらかの貢献をして、スピーカーとして参加したいです。