nnasaki のブログへようこそ。Azure、Kubernetes、AIエージェント、Dev環境についていろいろ書いています。
MCP がステートレスになった — リモートサーバを運用する側から見て何が変わるか
MCP の新しい仕様 2026-07-28 が出ました。告知の一文が「MCP is now stateless, making it easier to deploy and scale remote servers」です(@ClaudeDevs、2026-07-29 取得)。 リモート MCP サーバを自分で運用する側から読むと、これは仕様の話というより配置の話でした。実際に最小のサーバを書いて確かめたので、その結果まで書きます。 何が変わったか ステートレス化は3層にまたがっている changelog(2026-07-29 取得)を読むと、「ステートレス」が指しているものは1か所ではありませんでした。 セッション管理 — Mcp-Session-Id ヘッダがプロトコルレベルで削除されました。さらに initialize / notifications/initialized のハンドシェイク自体が無くなり、各リクエストが _meta に自分でプロトコル版とクライアント capability を載せます(io.modelcontextprotocol/protocolVersion、io.modelcontextprotocol/clientCapabilities)。 トランスポート — GET のストリームエンドポイントが削除されました。サーバが公開するのは POST を受ける単一エンドポイントだけです。SSE は「そのリクエストにスコープされたストリーム」としてのみ残り、Last-Event-ID による再開機能も削除されています。切れたら新しい request ID で送り直す、という規定になりました。 双方向性 — roots/list や sampling/createMessage のようなサーバ起点のリクエストは Multi Round-Trip Requests(MRTR)に置き換わりました。サーバは resultType: "input_required" を返し、クライアントが元のリクエストをリトライする際に応答を添えます。常時開いた双方向ストリームが要らなくなる、という形です。 かわりに server/discover が追加され、こちらはサーバの実装が MUST です。 ステートレス化「だけ」ではない ここが読み違えていたところです。changelog の major change は9件あって、破壊的なものが並んでいます。 ...
Microsoft Ignite 2023 個人的に気になった部分まとめ
AI! AI! AI! という感じでしたね。Microsoft Ignite 2023 Book of Newsから気になったところをピックアップしました。 Azure Machine Learning プロンプトフロー 大規模言語モデル(LLM)を利用したアプリケーションの開発ライフサイクル全体を合理化 モデルカタログ Hugging Face、Meta、OpenAIのような有名なプロバイダーから基盤モデルを発見、評価、微調整、展開 MetaのLlama 2などのモデルをAPIエンドポイントとして統合 Microsoft FabricのOneLakeとの統合プレビュー Azure AI Studio 最先端のAIツールと機械学習モデルを使用してAIソリューションをシームレスに探索、構築、テスト、展開するためのワンストップ Customer Copyright Commitment Azure OpenAI Serviceも商用利用している顧客を著作権侵害の訴訟から守り、補償するコミットメント基準を設定 Azure AI Vision Liveness機能 顔認識なりすまし攻撃の防止 *Vision SDK 開発者がモバイル・アプリケーションに顔認識とライブ性を簡単に追加 画像解析 4.0 強化された OCR モデルは、画像内のタイプされたテキストと手書きテキストの両方に対する精度の向上 フローレンス基盤モデル 何十億ものテキストと画像のペアで訓練 Azure OpenAI Service 16Kトークンのプロンプト長を持つGPT-3.5 TurboモデルとGPT-4 Turbo 2023/11末パブリックプレビュー予定 ビジョン付きGPT-4ターボ(GPT-4V) Azure AI Visionと統合されたGPT-4Vは、テキストと一緒に画像や動画を含めることを可能 ビデオ解析のようなAzure AI Vision強化の恩恵を受け、体験を強化 2023年末までにプレビュー開始予定 Bing SearchとAdvanced Data Analyticsプラグイン Bing Searchとの統合により、Azure OpenAI Serviceから直接アクセス可能 Azure AI Language 英語での翻訳を仲介することなく、ある言語から別の言語への翻訳が可能 独自のインフラストラクチャ上でAIサービスを実行可能 パーソナルボイス 60秒間の音声サンプルを使って、企業がユーザー向けにカスタムニューラルボイスを作成 ...
2023-2024 Microsoft Most Valuable Professional (MVP) for Microsoft Azureを受賞しました
10年目になりました。記念リングもらえるらしい。うれしい。 また1年貢献できればと思います。AzureよりはAIが増えそうだけど。 こんなデジタルバッジももらえました。カッコイイ。 www.credly.com
Microsoft Build 2023 いろいろまとめ
めちゃくちゃ色々な発表あって目まぐるしいです。AI、Copilotが来てますね。後で読む向けリンク。随時更新 MicrosoftのBuild2023発表内容全部まとめ 本家公式。網羅的に全部見たい人向け。かなりボリュームあるので覚悟を。 news.microsoft.com キーノートまとめ キーノート情報を短時間で読みたい人向け。毎回まとめに感謝。 Microsoft Build 2023 Day 1 Keynote | ブチザッキ Microsoft Build 2023 キーノートまとめ - Windows Copilot、Microsoft Fabric、Azure AI Studioなどを発表 - 吉田の備忘録 AI Azure Cognitive Search にベクトル検索機能が搭載されプライベートプレビューが開始 - Qiita Microsoft Build 2023のAI/MLアップデート最速まとめ Microsoft Build 2023 で発表された AI 関連アップデートまとめ Generative AI for Developers: Exploring New Tools and APIs in Azure OpenAI Service Azure AI Studioでデータ参照できるかなーって何度かリロードしてたら6月からだよって書いてたわ・・・ Azure OpenAI Service on your data is a new feature coming to public preview in June. ...
Edge の Bing のボタンが邪魔だと思っている人に試してほしい「作成」
Edge の右上に追加されたこのボタン鬱陶しく思っている人も多いかもですがめちゃくちゃ便利です。 以下はタブの「作成」でこんな設定で作ったブログ記事です。これなら更新滞り中な自分のブログも量産できると思いました。 作成の設定例 こんにちは、皆さん。今日は、人工知能(AI)の分野で注目されている非営利団体、OpenAIについて紹介したいと思います。OpenAIとは、どんな組織なのでしょうか?どんな研究や製品を提供しているのでしょうか?そして、私たちにどんな影響を与えるのでしょうか? OpenAIとは OpenAIは、2015年12月にサンフランシスコで設立された非営利法人です。設立者には、イーロン・マスクやピーター・ティールなどの有名な起業家や投資家が含まれています。OpenAIの目標は、「人類全体に利益をもたらす形で友好的なAIを普及・発展させること」です。そのために、オープンソースの原則に基づき、高度なAIの研究成果を公開しています。 OpenAIは、2019年に営利法人OpenAI LPとその親会社である非営利法人OpenAI Inc.からなる新しい組織構造に移行しました。これは、より多くの資金や人材を集めるための戦略です。現在、OpenAI LPはマイクロソフトから10億ドルの投資を受けています。 OpenAIの研究と製品 OpenAIは、様々な分野の先進的なAI技術を開発しています。代表的なものとして、 GPT-3:自然言語処理(NLP)分野で最大級のモデルであり 1750億個ものパラメーターを持ちます。文章生成や要約、翻訳、質問応答など多くのタスクが可能です。 DALL-E:GPT-3と画像生成モデル(VAEやCLIP)を組み合わせたモデルであり 文章からイラストや写真を作り出すことができます。 ChatGPT:対話型言語モデルであり GPT-3.5系のモデルがベースになっています。会話形式で応答したりフォローアップしたりすることができます。 OpenAI Codex:プログラミング言語処理分野で最大級のモデルであり 自然言語からコードを生成することができます。 これらの技術はすべて、一般公開されていませんが OpenAI APIというプラットフォームを通じてアクセスすることが可能です。 OpenAIの影響 OpenAIは、人工知能技術をオープンかつ安全に普及させることを目指しています。しかし、その一方では悪用や倫理的問題も生じる可能性があります。 人工知能(AI)は、私たちの生活や社会に大きな影響を与える技術です。しかし、AIがどのように発展し、誰がその恩恵を受けるかは、まだ不確かなものです。 Open AIはその後、数々の画期的な研究やサービスを発表してきました。その中でも特に注目されているのがGPTシリーズです。GPTとはGenerative Pre-trained Transformerの略で、深層学習を用いた言語モデルです。言語モデルとは、ある文章が自然であるかどうかや、次に来る単語は何かなどを予測するモデルです。 GPTシリーズはその規模と性能が他の言語モデルを圧倒しています。最新版のGPT-4は1.5兆個ものパラメーター(モデル内部で学習される数値)を持ち、インターネット上から収集した大量のテキストデータから学習しています 。その結果、文章の生成や要約、質問への回答、翻訳など様々なタスクに対応できます 。また、画像処理も可能であり 、「この写真からイラスト化した絵」や「この写真から動物だけ消した絵」などという指示に従って画像生成や加工も行えます 。 GPTシリーズはオープンソース化されており 一般公開されています 。しかし、その強力さゆえに悪用される恐れもあります。例えば、「偽ニュース」や「プラグライズム」、「フィッシングメール」などが容易に作成される可能性があります 。そこでOpen AIでは安全性や倫理性も重視しており 一定の制限や審査を設けています 。 Open AIは今後も人工知能(AI)分野で革新的な研究やサービスを提供していく予定です。
Azure で ChatGPT が利用可能になるらしい
今話題の ChatGPT が Azure OpenAI Service で近日、一般提供(GA)される予定らしい。 www.itmedia.co.jp まだサービスのページではプレビューになっているが期待したい。サービスが提供されたら自分でもなにか学習させてみたいと思います。 azure.microsoft.com
Power Point でプレゼンを録画する場合のマイクの調整法
Offic365 の Power Point で各スライドに音声が吹き込めるようになり、便利に使っています。 一つ困ったことがあって、録音した声が割れてしまうことがあり困ってました。 解決策はマイクのレベルを-8.0dbかVolumeを9まで減らすと割れなくなりました。 それぞれコントロールパネルかWindows 10の設定から行えます。 Device Property と入れると見つけやすいです なお、これらのボリュームはブラウザやTeamsなどで自動で変わってしまうため、Power Pointの録音前に確認したほうが良いです。
2022-2023 Microsoft Most Valuable Professional (MVP) を受賞しました
9回目の受賞です。カテゴリは変わりなく Microsoft Azure です。 mvp.microsoft.com blog を書こうと思っていることはたくさんあるんですけど、なかなか書けず。今年は更新頻度上げていければなと思います。 また1年よろしくお願いいたします。
Windows で npm WARN config global を表示させなくする方法
Node.js で npm で何かするたびに以下メッセージが出て目障りでした。 npm WARN config global `--global`, `--local` are deprecated. Use `--location=global` instead. 軽く検索すると、 npm -g update で直るとあるが直らず。直接 npm.cmd を編集すればよいとありますが、そんなことはしたくなく。 以下コマンドを、PowerShell を 管理者権限 で実行することで解決しました。 Set-ExecutionPolicy Unrestricted -Scope CurrentUser -Force npm install -g npm-windows-upgrade npm-windows-upgrade ただし、注意点として、この npm-windows-upgrade のリポジトリはもうアーカイブされているので、あまり良い手段ではないかもしれません。 github.com [追記] npm を最新の 8.13.0 にしたところ、一部 npm で問題が出たので、 8.12.2 にしたところ問題が解消しました。 npm -v で表示されているバージョンから少しずつ上げて様子見したほうが良いかもしれません。
Kubernetes NGINX Ingress Controller v1.0.0 で 404 エラーになる問題の対処
問題 AKS 上で NGINX Ingress Controller を使っていて、 v1.0.0 にアップグレードしたらサイトが404エラーになってしまった。 404 解析 ログを見ると以下エラーが出ていた。ingress class のバリデートでエラーが出たから Ingress を無効化したらしい。 I0927 15:01:58.774073 6 store.go:361] “Ignoring ingress because of error while validating ingress class” ingress=“mvp-staging/sitecore-ingress” error=“ingress does not contain a valid IngressClass” エラーログ 結構重要なログだと思うので Info じゃなくて、 Error 以上で出してほしい。。。 原因 NGINX Ingress Controller v1.0.0 から ingressClass オブジェクト が必須となったため。 対処 annotations に kubernetes.io/ingress.class: "nginx" を追加。 対処例 本来であれば ingressClass オブジェクトを追加するほうが良いらしいが、ひとまずこれで動く。 本問題とは別だが、対処例の apiVersion も networking.k8s.io/v1 とするのが適切。 ...