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世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

会社からコミュニティへの越境

このエントリーは『 DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」 - DevLOVE | Doorkeeper 』の2015年1月15日の記事です。前日は遊さんの『 自分の「越境」を見つめなおす 』です。

さて、年始に昨年末で退職したという記事を書いてから2週間が過ぎようとしています。

前半は自分がなぜ転職するに至ったかを書いていきます。タイトルの越境については後半で書きます。

転職に至った理由

一言で言えば、プログラマとしてのキャリアを続けたかったから。もっともっと学ぶことは続けたいし、新しい技術を使いたい。便利になること。今まで出来なかったことが出来るようになること。これほど面白い仕事は他に無いと思っています。

どうして転職しなければ続けられなかったかという理由はこうです。

SIerプログラマを続けるには限界だと思った

プログラマの働く業界は労働集約型の業界と、知識集約型の業界に分かれると考えています。詳細はきしださんのブログ記事を見てください。

日経ソフトウエア 2014年 09月号 の 「特集2 プログラミングで生きる道」がさらに読みやすいと思いますので、ご興味のある方は一読すると良いと思います。

私の働いていた会社はいわゆるSIerで労働集約型の業界でした。いかに人を集めて、人件費をどれだけ安く抑えるかが問題の世界です。したがって、私のように35歳付近のプログラマは人件費が高くなるので使いにくくなってきます。

また、それと同時にこのぐらいの年齢になると会社が求める「技術レンジ」の上限に達します。「技術レンジ」とは会社が必要とする技術力の上限と下限です。
上限を超えてしまった人間は会社から見れば、オーバースペックです。自分としては学ぶことが少なくなる。会社と自分間がWin-Winでは無くなります。

つまりSIerに必要なプログラマというのは、そこそこ出来て安い人間なわけで、飛び抜けて技術力が高い人間は不要なわけです。なので、第二新卒あたりの中途採用が盛んなのかなと思います。教育不要で安い労働力が手に入りやすいので。

マネージャーにならなければ給料が上がらない

人件費が高くなったプログラマーは使いにくいので、マネージャー(管理)側にジョブチェンジしなければなりません。

マネージャーへのジョブチェンジを拒んだ場合は、給料が頭打ちとなります。なぜならプログラマが一人で稼ぐよりマネージャーが3人のプログラマを管理するほうが稼げるからです。このとき管理対象は有限である社内の人間より、無限と思われる社外の人間(パートナー)を扱った方がスケールアウトしやすくなります。ここでn次請け構造が形成されます。

このようにSIerプログラマにこだわる場合は給料が上がらないため、現実を受け入れる(どうせこんなもんだろうと自分に言い聞かせる)か、会社を去る。このどちらかを選択する必要があります。そして、私のように現実を受け入れられない人は会社に残らないため、会社の平均給与もあがらない。という結果になります。

安い労働力だけが欲しい会社にとっては良い仕組みなのかもしれません。このような会社の見分け方は、毎年新卒を大量に採用している。離職率が高い。平均年齢が若い。といった情報から推測できるとは思います。

会社からコミュニティへの越境

さて、転職の経緯を今まで書きましたが本題です。

私が考える会社とコミュニティの関係はこうです。

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複数の会社が縦割りで存在しているなか、それぞれの会社の人と人を繋ぐ横の役割がコミュニティです。 そして、従来は会社に人が所属するという意識でしたが、今は人が会社に所属する時代と考えるようになりました。 つまりA社の○○さんではなく、○○さんがいるA社となりつつある。

皆さんが転職するにあたって、会社を選択するときは、会社の会社概要・社長からのメッセージ・財務状況などで決断しますか?知りあいがいるからとか、コミュニティで活躍している○○さんがいるからとか、特定の人がいるから選択しているのではないでしょうか?

今回私が転職する際は、一般的な転職サイトで転職してしまうと、同じような会社に転職してしまい、同じジレンマを抱えてしまうのではないかと考えました。
そこで、今回は転職サイトもエージェントも一切使いませんでした。コミュニティで知り合った方々に相談して転職を決断しました。

このように私の中でコミュニティの存在が会社よりも多きくなっています。今まで会社で出来なかった事がコミュニティなら出来ることもあります。例えば、今回のように転職の相談は会社の人とはしづらいですが、コミュニティの人とならわりと気軽に出来ます。

まとめ

私が会社からコミュニティに越境していくという話をしました。もし、会社で悶々としている人がいましたら、コミュニティにぜひ顔を出してみてください。今後仙台では次のイベントを予定しています。

明日は papanda さんです。2回目ということでどのようなお話が出るか楽しみです。