世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

ドコモ光でv6プラス IPoE接続と固定IPアドレスを同時に利用する方法

私の家のインターネットはドコモ光と@niftyを使っていて、v6プラスで高速に接続しています。

固定IPアドレスが必要な状況となり、その対応に手間取ったのでメモしておきます。

結論

ドコモ光はマルチセッション対応しているので、v6プラスのプロバイダーとは別に固定IPアドレスが使えるプロバイダーと契約する。

説明

@niftyではv6プラスと固定IPアドレスを同時に利用できない

2020/04/19現在、v6プラスを利用しているのですが、@niftyでは固定IPアドレスが同時に利用できません。下記の申込ページにちっちゃく書いてあります。

※固定IPサービス、@niftyフォンは同時利用できません。

csoption.nifty.com

ドコモ光は同時に二つまでのマルチセッション対応

マルチセッションとはなにかというと、1つの回線契約で複数のプロバイダーに同時接続ができることです。ドコモ光では2つまでの接続が同時に利用可能です。

つまり、私の例ですとドコモ光の回線契約が一つあり、@niftyで1セッション。それに加えてもう1セッションをほかのプロバイダーで利用できます。

これはフレッツ光、SoftBank光も同様のようです。インターリンクの図を引用します。

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マルチセッションを使い複数ID(固定IP)で同時に接続する方法 | インターリンク より引用

設定手順

固定IPアドレスに対応したプロバイダーと契約する

今回は インターリンクのマイIP を申し込みました。理由は申し込み後すぐに利用可能で2か月間お試しができたから。利用料金も月額1,100円で安いと感じました。

もしうまくいかなくても無料期間で解約すればいいだけなので、かなり手軽に利用できると思います。

宣伝の通り、クレジットカードで申し込み後すぐに接続IDとパスワードがメールが届いて利用可能でした。かなり自動化されていますね。プロバイダーの申込というと郵送で送られてくるという固定観念があったので、時代は変わっているなぁと思いました。

ルーターを設定する

@niftyとインターリンクを同時接続するように設定を変更します。 Synology RT2600ac というルーターを利用していてマルチセッションに対応しています。その設定例を載せておきますので参考にしてください。RT2600acからONUまではハブを利用して、WANとLAN1ポートをつなげる必要があります。

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第一インターフェースに@niftyのv6プラス、第二インターフェースにインターリンクのPPPoEを設定

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フェイルオーバーでバックアップ側をインターリンクにする。

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インターリンクの固定IPを使いたいPCをポリシールートのソースIPに加える。ディスティネーションIPは空白のまま

今回は特定のPCのみ利用したかったので、ソースIPを一つとしています。サブネットマスクで複数台指定することも可能です。

ハマりポイントはディスティネーションIPで通信先はすべてを対象としたかったので、「0.0.0.0/0」を指定しようとしたらバリデーションエラーで登録できませんでした。試行錯誤した結果なにも入れないが正解で、何も入れていなければ「0.0.0.0/0」と識別されるようです。

フェイルオーバー設定でもバックアップの接続が維持されているので、@niftyとインターリンクの両方で通信できることを確認しました。

動作を確認する

確認くんなどでIPアドレスが固定化されているか確認します。

まとめ

月額1100円で固定IPアドレスが取得できるのは非常にメリットだと思いました。接続速度も私の地域は高速な部類に入ると思います。

冒頭でも書いた通り、うまくいかなかったら解約すれば無料なので、お気軽に試せると思います。