世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

新サービス Azure Front Door Service がリリース。グローバルL7LB, CDN, WAFの全部入り。早速使ってみた。

Microsoft Ignite が開催されています。

www.microsoft.com

Azure 関連も次々にいろいろなサービスが出ています。詳しくはブチザッキを参照していただければと。

今回は新サービスの Azure Front Door Service が気になったので取り上げます。

Azure Front Door Service とは?

L7ロードバランサー、CDN、WAFがセットになったようなサービスで、リージョンごとではなくグローバルに展開します。バックエンドプールにWeb AppsやVMなどを指定できます。Front Doorとバックエンドプール間のネットワークはMicrosoftのWANを通るので更に高速とのことです。

f:id:nnasaki:20180926151031p:plain (Announcing public preview of Azure Front Door Services | Blog | Microsoft Azureより転載)

ポイントはグローバルに展開するので、リージョン間のフェールオーバーが簡単にできるという点です。従来ですとTraffice Manager, Application Gateway, CDNを組み合わせていましたが、単一サービスで実現可能となりました。

試してみた

Azure Quickstart - Create a Front Door profile for high availability of applications using the Azure portal | Microsoft Docs を早速試してみました。

Azure Web Apps を2つ作る

今回はアメリカ西海岸と東日本の2つを作りました。わかりやすいようにデフォルトページにリージョンをいれました。

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Azure Front Doors をデプロイする

Front Doors から Create を選び、サブスクリプションとリソースグループを指定して、次へ。

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Configuration に順番に記入していきます。

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最終的にこんな感じになります。

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ブラウザでアクセスしてみる

https://nnasaki-test.azurefd.net にアクセスすると どちらかののページが表示されます。ケチってfreeプランにしたんですが結構速いです。しばらく放置しておきますので、皆さんお試しください。

カスタムドメインを設定する

https://frontdoor.nnasaki.com でアクセスできるようにしました。

追加の仕方は Frontend hosts に追加したいドメインをいれます。httpsでアクセスする場合は、証明書をFront Door Managedにするか自分でKey Vaultに入れた証明書を使うか選びます。

今回はFront Door Managedを選びました。こんな設定です。

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料金について

Application Gatewayと異なり月額固定費用がかかりません。転送量(Inbound/Outbound両方)とルールの料金がかかります。プレビュー料金が適用されているので、とても安いです。ただし、他のAzureのサービスと異なり、Inboundの転送量がかかることに気をつける必要はありそうです。

azure.microsoft.com

その他気になること

まとめ

プレビューということで荒削りなところはまだありますが、今後の展開に期待したいと思います。転送量が数GBならば100円もかからない料金設定は、スモールスタートにも最適と感じました。

参考リンク