世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

【Build 2017】Azure Compute 新機能とロードマップ

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Build 2017 の Corey Sanders のセッションを見ましたAzure Compute 新機能とロードマップが発表されました。Azure Computeは仮想マシンをはじめとしたカテゴリです。聞いててわくわくしますねー。スライドと動画は次のリンクから確認できます。

channel9.msdn.com

Pascal アーキテクチャのND(P40), NCv2(P100s), nested virtualizationが使える Dv3, Ev3 のプレビュー

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Pascal アーキテクチャのVMがぶん回せます。nested virtualization(VMの中からさらにVMを立ち上げる)こともできます。

使用するためにはプレビューのサインアップが必要です。https://aka.ms/gpupreviewndnc からどうぞ。

Azure Cloud Shell の PowerShell 版プレビュー

Azure Cloud Shell で PowerShell も使えますよと。

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プレビューのサインアップは http://aka.ms/PSCloudSignup です。

Cross-Region Site Recovery の発表

Virtual Machine などを指定したリージョンにレプリケーションして、DRができます。9つの国で有効になるようで、日本も入っています。詳細は詳しくわかりませんが、東日本・西日本両方が使えなくなることはめったにないので、有効なソリューションになりそうです。

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インスタンスメタデータ取得が可能に

インスタンスのメタデータをREST APIで取得できるようになりました。

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話題はコンテナーへ

Azure Container Service では kubernetes, DC/OS, Docker Swarm をサポートしていますよと。

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Kubernetes と Helm のデモをしていました。デモちょっと躓いていました。 Corey でもデモ躓くんだから、僕なんて失敗して当然だよね!(予防線)

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ちょっとスライドは前後するんですが、インフラストラクチャーは効率化をもたらす。

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プラットフォームはイノベーションを起こせるってことかな。

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Service Fabirc で Windows Container、Docker Compose をサポート

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Red Hat OpenShift

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Pivotal Cloud Foundry

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Azure で使えるコンテナオーケストレーションはたくさんありますよと。

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どれを使うべきかというと用途によって異なるということでした。
Service Fabricはコンテナ動かす以外にService Fabric用のアプリケーションを.NETでもJavaでも動かせる。DC/OSはDBなどサービスを簡単に動かせる。Pivotal Cloud FoundryはJavaにフォーカスしているなどなど。

Azure Batch 関連

80% オフの Low Priority Batch VMs が発表

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Azure Batch Rendering Service が発表。 https://rendering.azure.com へアクセス。

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Web Apps On Linux

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詳細はこちらを参照。

github.com

サーバーレスへ

サーバーレスならもっとはやくアプリが作れるよと。

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ローカルで試せる Azure Functions Runtime がプレビュー

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Azure Managed Applications and Service Catalog が発表

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デモではデプロイ後リソースグループからVMを削除できなくするという旨でした。

ドキュメントを見ると、Azure Marketplaceでは一度デプロイすると自分で保守しなければならなかった点を解消しているようです。

ベンダーがテンプレートを用意しておき、顧客がそれを使ってデプロイすると、ベンダーが顧客のリソースを保守したりサポートしたりできるようです。さらにベンダーは顧客に保守料を請求できるという感じでした。(あまり翻訳に自信ないけど)

パッケージを販売している会社にもメリットがあるということでした。顧客が動かないぞと言ってきたときも対応しやすそうですね。

docs.microsoft.com

まとめ

ボリュームが多くて疲れましたが、コンテナに対する Corey の考えが知れてよかったです。de:code のセッションにも反映していきます。