世界のやまさ

SEKAI NO YAMASA

Microsoft Ignite 2023 個人的に気になった部分まとめ

AI! AI! AI! という感じでしたね。Microsoft Ignite 2023 Book of Newsから気になったところをピックアップしました。

Azure Machine Learning

  • プロンプトフロー
    • 大規模言語モデル(LLM)を利用したアプリケーションの開発ライフサイクル全体を合理化
  • モデルカタログ
    • Hugging Face、Meta、OpenAIのような有名なプロバイダーから基盤モデルを発見、評価、微調整、展開
  • MetaのLlama 2などのモデルをAPIエンドポイントとして統合
  • Microsoft FabricのOneLakeとの統合プレビュー

Azure AI Studio

最先端のAIツールと機械学習モデルを使用してAIソリューションをシームレスに探索、構築、テスト、展開するためのワンストップ

Azure OpenAI Serviceも商用利用している顧客を著作権侵害の訴訟から守り、補償するコミットメント基準を設定

Azure AI Vision

  • Liveness機能
    • 顔認識なりすまし攻撃の防止 *Vision SDK
    • 開発者がモバイル・アプリケーションに顔認識とライブ性を簡単に追加
  • 画像解析 4.0
    • 強化された OCR モデルは、画像内のタイプされたテキストと手書きテキストの両方に対する精度の向上
  • フローレンス基盤モデル
    • 何十億ものテキストと画像のペアで訓練

Azure OpenAI Service

  • 16Kトークンのプロンプト長を持つGPT-3.5 TurboモデルとGPT-4 Turbo
    • 2023/11末パブリックプレビュー予定
  • ビジョン付きGPT-4ターボ(GPT-4V)
    • Azure AI Visionと統合されたGPT-4Vは、テキストと一緒に画像や動画を含めることを可能
    • ビデオ解析のようなAzure AI Vision強化の恩恵を受け、体験を強化
    • 2023年末までにプレビュー開始予定
  • Bing SearchとAdvanced Data Analyticsプラグイン
    • Bing Searchとの統合により、Azure OpenAI Serviceから直接アクセス可能

Azure AI Language

  • 英語での翻訳を仲介することなく、ある言語から別の言語への翻訳が可能
  • 独自のインフラストラクチャ上でAIサービスを実行可能
  • パーソナルボイス
    • 60秒間の音声サンプルを使って、企業がユーザー向けにカスタムニューラルボイスを作成
  • 音声合成アバター
    • 入力されたテキストと実際の人物が話しているビデオデータを基に、リアルな人物の似顔絵を生成する新しい音声合成機能

Azure AI Video Indexer、Azure AI Search、Azure OpenAI Serviceの強力な統合

動画からテキストへの要約、効率的な動画コンテンツ検索が可能に

  • ベクトル検索
    • より高速で効率的な検索が可能
  • セマンティック検索
    • Microsoft Bingから採用された多言語、ディープラーニングモデルにより、最も関連性の高い検索結果を優先的に配信
  • Azure AI Studioでの提供開始

Azure Cosmos DB

  • パーティション/リージョンごとの動的スケーリング
  • Microsoft Copilot for Azure統合
    • Azure Cosmos DB Data Explorerのクエリエディタで、自然言語による質問をAzure Cosmos DB NoSǪLクエリに変換可能
  • Azure Cosmos DB for MongoDB vCore
    • MongoDBと互換性あり
    • 無料版もあり
    • ベクトル検索対応

Azure Database for MySǪL Business Critical

Azure Database for PostgreSǪL

  • パフォーマンスとスケーラビリティが強化
    • Premium SSD v2は、ミリ秒以下のディスクレイテンシー
    • 最大64TBのストレージ、80K(IOPS)
    • オンライン、動的なコンピュートとストレージのスケーリングは、ほぼゼロのダウンタイム
  • Azure AI向けのAzure Database for PostgreSQL拡張
    • Azure OpenAI Serviceに呼び出して、効率的な類似性検索を可能にするLLMベースのベクトル埋め込みを生成
    • センチメント分析、言語検出、エンティティ認識など、さまざまなシナリオのためにAzure AI Languageを呼び出し

カスタムシリコン発表

Microsoft Azure MaiaとMicrosoft Azure Cobaltの2つを発表

  • Microsoft Azure Maia
    • OpenAIモデル、Bing、GitHub Copilot、ChatGPTなどのAIワークロード向けに、クラウドベースのトレーニングと推論を実行するように設計されたAIアクセラレータチップ
  • Microsoft Azure Cobalt
    • Armアーキテクチャをベースとし、汎用ワークロード向けにパフォーマンス、電力効率、コスト効率を最適化したクラウドネイティブなチップ

Azure Boostの一般提供

ストレージの性能向上

  • リモート・ストレージ性能は12.5Gbps, 65万IOPS
  • ローカル・ストレージ性能は17.3Gbps, 380万IOPS

Azure Container Apps

クラウドへのコードのデプロイとAIワークロードの実行を容易にする新機能を追加

  • 専用のGPUワークロードプロファイル
  • Azure Container Apps ランディングゾーン アクセラレータ
  • Azure Container Apps コードからクラウドへ
  • ベクターデータベースアドイン

Azure Functions

  • .NET 8サポート
  • Flex Consumption Plan

Azure Kubernetes Service

  • Kubernetes AI toolchain operator リリース
    • 大規模言語モデル(LLM)のような特殊な機械学習ワークロードをサポート
  • Azure Kubernetes Fleet Manager
    • 複数クラスタのアップデートをオーケストレーション可能

Azure Communication Services

  • Azure AI SpeechがAzure Communication Services Call Automationワークフローに統合
    • 自由形式の文章だけでなく、特定のフレーズを認識。顧客が対話型音声応答(IVR)メニューのナビゲートに費やす時間を短縮
  • ジョブルーター
    • インバウンドの顧客とのコミュニケーションにおけるルーティング機能の開発を簡素化

Azure App Service

LinuxとWindowsのアプリ移行を簡素化する新機能

  • 複数のAppサービスプランに対するシングルサブネットのサポート
  • LinuxでのWebJobsのプレビューが開始
  • Linuxでの拡張性サポート
  • LinuxでのgRPC対応

Azure API Management

  • Defender for APIs が一般提供

Microsoft Copilot for Azure

どんなことができるかまだよくわかりませんが、Copilotはほんとどこでも使えますね

Microsoft Copilot Studio

こんだけいろいろ使えるんだから、当然作れるようにもなりますよね

Windows AI Studio

  • Windowsアプリケーションでローカルに使用する小規模言語モデル(SLM)の微調整、カスタマイズ、配備の一元管理。
  • プロンプト・オーケストレーションのためのプロンプト・フロー機能

2021-2022 Microsoft Most Valuable Professional (MVP) を受賞しました

今年もなんとか継続することができました。カテゴリは変わりなく Microsoft Azure です。

mvp.microsoft.com

8回目の受賞となります。10回目ぐらいまではなんとか頑張りたいと思っています。

ワクチン接種も落ち着いてきたらまた勉強会など開催したいなーと思っていますので、みなさんもう1年よろしくお願いいたします!

Azure DevOps で TF400491: User has no team write permissions エラーの解決方法

エラー内容

Azure DevOps でスプリントを追加すると "TF400491: User has no team write permissions" エラーが出る。

解決方法

ユーザーに team administrator か a project administrator の権限どちらかを付与する。

詳細

project setting->Project configuration->Iterations -> iteration に各種権限を付与しただけだとエラーは出るがスプリントは作成できる。

まとめ

同じ権限を与えているはずなのに、administrator 権限が無いとダメっぽい。不思議だなぁ。

参考リンク

Basic user unable to create a new sprint - Developer Community

追記(2020/08/19 10:00

管理者がスプリント決めるべきという思想があるかも。